自作シリーズ 渓流ミノー
皆さん、
あけましておめでとうございます。
今回はタイトルにある通り、
自作シリーズです!
作るのは渓流ミノー。
去年は渓流でエサをあまり使わず、
フライスタイルテンカラやミノーイングで狙っていました。
そこで困ったことがあるんですよね。
フライはすぐに巻くことができるのでいいのですが、
ミノーというのは、ロストの確率が高い割りには値段が高すぎる!
渓流ではハングオーバーした木の陰や
岩のキワを流すことも多く、
水中の見えないストラクチャーがあると高確率で根掛かります。
結果として2、3回釣りに行くたび1個ロストするペースに。
安くても1個千円のミノーはとても財布に優しいとは言えません。
実はミノーの自作を試み始めたのはいまではありません。
この記事の最後で、慣れたら記事にする、的な事を言った覚えがあります。
その時がきたという事ですね。
用意したのは100均で買える角材。
これはバルサだと作業が楽ですが、変形しやすくオススメしません。
角材の太さは作るミノーのサイズに合わせて選びます。
今回モデルにしたのは愛用のシルバークリークミノー 。
ペンで型を取り、線対称の二つを削り出します。
この二つをボンドなどをできるだけ薄く、点を打つように塗ります。
理由は、もう一度剥がせるようにするため。
2枚を貼り合わせて彫刻刀や、
ヤスリを使い手本どうりに形を作っていきます。
形ができたら、今度は仮止めした2枚の木を剥がします。
その理由は、この後にウェイトとアイを仕込む時に
作業が楽になるから。
剥がした木に合うようにステンレス線を曲げます。
この時腹の部分にはウェイトを入れるスペースを空けておきます。
そしてステンレス線の入る場所をデザインカッターなどで溝を掘り、
隙間ができないようにします。
同じようにガン玉を仕込む時にも溝を掘ります。
ウェイトの位置ですが、ボディに対して、低めにすると
泳ぎが小さく安定しやすくなり、
高めにすると泳ぎが不安定になります。
また、前方にすると泳ぎが大きくなり
後方にすると泳ぎが小さくなります。
今回は渓流用なので強い流れでも安定し、
トゥイッチで平打ちするように、
メインは前方できるだけ低めに。
シンキングタイプにしたいので、残りはボディ低めに一列。
またフロントフックの位置に、重心を高くするウェイトを配置。
そうしたら今度は、瞬間接着剤でしっかりと固定します。
今度はリップを取り付けますが、
ここにもミノーの泳ぎを大きく左右する要素が。
ボディに対してリップの角度をつけるほど、泳ぎは大きく。
水平に近づけるほど深く潜るようになります。
これまた100均のプラスチック板を使用。
今回のボディはプラ製のシルバークリークよりもファットで、
波動が大きくなることが予想されるので、
より水をつかみ、深く潜れるようにしたい。
シルバークリークよりもリップのサイズを大きくし、
少し角度を小さくしました。
リップを取り付け、固定した後は、
ボディに開いた隙間に、空気が入らないようにエポキシを塗ります。
後から樹脂で固めるのは、
リップを差し込む溝を掘る時に、硬くて間違いやすくなるからです。
完全に硬化するのを待ってアルミを貼り、カラーリングをします。
アルミには、貼り合わせた後にデザインカッターの後ろの部分で、
ウロコ模様をつけました。
カラーは本当はきちんと塗りたいんですが、
何もないので、アクリル絵の具で塗りました。
この後にウレタンなどを使ってコーティングを施して、
完成となります。
目玉を入れるのははしょりました。(笑)
泳ぎをチェックしたい時は、
リップを固定する前に仮止めして、浴槽で泳がせて見てもいいですね。(笑)
今回作ったミノーは完成後に浴槽で泳がせたところ、
結構ちゃんと泳ぎましたよ。(笑)
ということで、
自作シリーズ、渓流ミノー編
あとは実戦登板あるのみですね。
それでは!