2023年 函館サクラ初戦!
皆さんこんにちは、
無事に函館に戻りましたコノシロです。
地元小樽に戻っている間、
ひたすらホッケと戯れておりましたが……
道南では魔の2月を抜けたこの時期、
春のサクラシーズンを迎えています。
函館沖でもオフショアの調子が良く、
すぐ沖合で船中100本の日もあったとか。
昨年は3月の中ごろに波が来ていたらしく、
沖にイルカの群れが現れ、
追われたサクラがショアから爆った時期があったそうです。
沖の釣果が暫く好調な今、
そうした岸寄りのきっかけ次第で大当たりも!?
数日前に沖合でイルカがいたと、
裏は取れていないもののそう噂が聞こえてきました。
ダメで元々だけど、
これはもしかしたら、もしかするかも……
WBCを観戦した勢いそのまま、
未明にサオを担ぎ海へと足を運びました。
どうせならと少し早めに到着して、
本命場所近くの漁港へ。
地形的にライトロックの好ポイントとの読み。
ちょっと風があったので、
やれる足場は限られてましたが……
思った以上に死の海でした。笑
もっとガヤやソイの巣になっていそうなものでしたが、
ここぞという場所は全て無反応。
ただ巻きではボソッとした藻が絡み、
海底の質はもしかしたらあまり良くないのか?
船揚げ場のスロープの角を、
ピンスポ攻めしてこんなのが3尾だけ。笑
潮の動いている場所や、
ストラクチャ絡みのオープンエリアなど、
如何にもな場所は本当に反応なし。
街灯下にウミタナゴが数匹確認できただけ。
この感じ覚えがあるなと思ったら、
小樽運河の中に似てる……?
運河内は釣りできないと思いますが、
近くのポイントはハゼかマイクロソイくらい。
ここは砂泥ではなさそうですが、
根魚の着き方は似た雰囲気を感じました。
思いの外に期待が薄かったので、
ナイトロックはそこそこに本命場所へ。
1時間ほどして東の空がうっすら明るくなり、
それを合図に磯へと降り立ちます。
マズメは好活性な魚が期待できるので、
まずはミノーを主体に手前をジャークで派手目に。
そして12sspで沖や深めのレンジも探っていきます。
一昨年の当たりルアーだったランスも投入し、
直線的な誘いからダート多めの誘い、
早めの誘いからゆったりした誘いまで、
持ち得る限りのバリエーションで誘っていきます。
ランス120、160にアスリートプラス120svg、
sls-zバーティスにアスリート14ss etc.
ミノー以外にも12ssp、マス男爵、イーノ、
アイヴセミロング、ダント30、ATラビット……
シンペンやらジグやらジグミノーやら、
ボックス内を片端から投げたと言っても良い。笑
しかし帰ってくるのは沈黙ただそれのみ……
気がつけばあっという間に時刻は9時。
本ッ……当に、何も無かった!!笑
大体釣れない時でもボイルはあったり、
チェイスはあるけど食わなかったりが多いですけど、
函館に来てからは、
完全に回遊待ちの無の時間の辛さを知りました。
ベイトっ気はゼロですし、
ハネもチェイスも全くなし。
昨年同じ場所で釣れた時は、
オキアミや大型のプランクトンが群れていました。
マイクロベイトパターンで苦戦はしましたが、
今回はそれすらなし。笑
岸のすぐ近くにサクラ狙いの遊漁船が列をなし、
数百メートル沖には回遊コースがあると想像できました。
しかし時間を追うごとに船団は散っていき、
この日は岸近くの群れは寄っていなかったのでしょうね。
釣れないので足元を眺めていると……
お?
これはもしや……
やっぱりそうだ!
カメノテってここにもいるんですね!
改めて調べてみると、
北海道南西部も生息していましたね。
小樽では見た事ないですし、
道内でもこの辺りでしか見られない訳ですね。
漁業権が設定されることもある有用種なので、
流石に採取することはしませんでした。
そもそも、
以前食べたことがある物に比べてずいぶん小柄です。
もっと柄の部分が長い個体が、
わさっと群生しているものなら知ってましたが、
こいつらは2回りほど小さく、
固まり方も精々5個体くらいまでですね。
生息の北限にあたるので、
あまり成長が良くないんでしょうか。
それでもよく見ると、
岩の割れ目のあちこちにいます。
昨年も数回来た磯ですが、
何で気がつかなかったんでしょうね。笑
ま、どちらにせよ、
獲って食べることはないでしょう。
そんなことよりサクラですよ!
昨年の1本目は引っ越して来てからの3月4週目、
サーフからのミラクルでしたが、
今シーズンはどうなるでしょうね〜。
すぐ目の前の沖には十分な魚影があり、
最近は良型も多くなっているのだとか。
今回こそはハズレでしたが、
通わねば釣れませんからね。
こういうもんだと割り切って、
頑張るしかないです。笑
それでは!