初の竜ヶ岬! なめたらアカンわ。
こんにちは。
今回はタイトルにあるように、
忍路にある竜ヶ岬へと挑戦してきました。
一部の人種の間では有名ですが、
竜ヶ岬に陸路で向かおうとすると、
悪路を登り、笹藪を漕ぎ、
果ては垂直に近い崖をロープを頼りに降りるという難所……
というのがもっぱらの噂。
前回友人たちと忍路漁港で釣りをした時、
悪天候のため降りることはありませんでしたが
崖の降り口までルートを確認していました。
この獣道も、知らなければ踏み込む勇気はなかなか出ません。
そしていきなり目の前が開けると現れるのが、
高さの感覚が狂いそうな恐ろしい崖。
うーん……
相変わらず背筋が冷える景色です。
海面まで30メートル近いんでないやろか。
この辺りは凝灰岩に赤土の層が乗っているようで、
降りはじめは滑りやすく途中からはやや脆い岩を足場に降ります。
途中崖に寄り掛かりながら休み休み降りますが、
降り切った後は息が上がってしまいました。
荷物を持ってきすぎましたね。
やや風が強かったものの、
落ち着く予報が出ていたので投げ竿をセット。
数日前にここでいい型のアブラコが連発したと、
羨ましい話を聞いていたので、
本命はアブラコです。
上鈎にサンマ、下鈎には軽く塩で締めたイソメ。
肩慣らしに80メートルほどキャストして……
………………おぉ!? 深いな!
30号の錘がどんどんラインを引っ張ります。
着底とともにアタリがあり、
一呼吸置いてから合わせるとヒット!
30くらいのホッケでした。
幸先良いね!
2投目!
25センチ位かな、リリース!
3投目、ヒット
4投目、ダブル
5投目、ダブル………
着底とともにアタリがくるワンキャストワンヒットです。
そして左から右へ結構潮が動いていて、
水深も相まってあっという間に仕掛けが流されていく状況。
忙しいうえに、リリース出来るようするためには
鈎を飲まれる前にアワセなくてはならず、
三脚が半分ほど仕事を放棄しています。(笑)
1時間ほどで15匹くらいリリースしたでしょうか。
やっとアタリが落ち着き、
潮で流されるとは言え
海底に仕掛けを留めることができるようになりました。
しばらく様子を見ていると、
流れていくラインに小さな反応が。
巻いてみるとカレイ特有の刺さり込み!
潮が効き、水深もあるのでよく引きます。
久しぶりの引きです。
イソメではなく上鈎のサンマに食ってきました。
ホッケの群れに当たるタイミングが何度かあり、
その間は持久戦。
ホッケのアタリが止まるタイミングで、
ポツポツカレイがヒットしました。
でも今の所アブラコの気配はなし。
同時にジギングの竿も出してみると……
まぁそうですよね。(笑)
こいつは良いホッケ!
ジグの方がややサイズが揃いやすく、
リリースしやすい場所にフッキングできるのでそちらに専念します。
たまにこんなのもきますが。(笑)
思い出したように投げ竿を回収すると、
この日1番の引き込み!
まぁまぁサイズのクロガシラ!
サイズの割に厚みがあって、
真っ白な裏面は居つきの魚ではなさそう。
抱卵もしていないようです。
稀に見る好反応が続きますが、
帰りの道を考えてしまうと……
キープできる重さは限りがあるので、
釣りすぎ厳禁が勿体無い。
午後になるとホッケが浮いてきて、
コルトスナイパーアオモノキャッチャーでも良いホッケがきます。
その分海底の仕掛けが暇しているのは、
奥に見える投げ竿が雄弁に物語っています。(笑)
アタリが多すぎるので、
ショアラバで「魚を乗せる」難しさを体験してみようとチャレンジ。
まぁ普通に釣れちゃいました。
フォールで勝手にアタるんで醍醐味がない?(笑)
本当めちゃくちゃ水深あるのに、
ほとんどどのレンジでもどの距離でもアタリが……
だいたいは10カウントくらい沈めて、
リフト&フォールさせていると、
ガツガツっとアタってきます。
そして投げ竿の方には待望のあの魚が!!
やった!
アブラコゲット!
とはなりませんでした。(笑)
そんな感じで、
リリース7割の贅沢な時間はあっという間。
キープはカレイが6枚くらいとホッケが10匹。
帰りの荷物をできるだけ軽くすべく、
カモメやトビに協力してもらいました。(笑)
ちなみに胃袋の中には、
前回まで同様カタクチイワシがパンパンでした。
ここ3年くらいホッケを釣ってますが、
この時期にこんなにカタクチがいた経験はないんですよね。
おかげでジグに反応が良いのはありがたいことですが。
最後に釣ったホッケは脂が乗ってそうだったので血抜きしていましたが、
スカリに穴が開いてそこから出てしまうという事件も。
気の毒なことをしました。
リリースは20センチくらいまでのカレイ数枚と、
ホッケが投げ、ジグ合わせて40匹くらい。
サイズのいいやつだけでも、
全部持って帰れば過去最高クラスの釣果ではありました。
帰りは本当にカバンの重さに苦労しました。
漁港まで戻ってきたときには、
すでに足がパンパン。
これが竜ヶ岬なんですね。
今回は学習したことが一つあります。
持ってく道具減らさないかんわ。
これは身に染みてます。(筋肉痛として)
ジグにワームに投げにと、
初めての釣り場に欲張って色々持っていきすぎました。
今度来るときは釣り方を絞ってくるべきですね。
持って帰った魚たちですが、
ツミレや煮付けになったのは置いておくとして、
クロガシラと太ったホッケは血抜きを丁寧に行い、
お刺身にしました。
ホッケは前回食べたように美味。
クロガシラは抱卵物とは違い身がブリブリ!
久しぶりに美味しいクロガシラに当たりました。
今度竜ヶ岬行くときは、
ルアーのタックルだけになりそうですが、
ポテンシャルの高さは計り知れないところ。
ヒラメやブリも居て然るべきポイントです。
6月ごろになれば、
ロックフィッシュとジギングで良い思いができるかもしれません。
また行きますか! (我ながら懲りないねぇ)
それでは!