konosirusの日記

小樽近郊でいろんな釣りを楽しんでます!

チカのウキ釣り 〜仕掛けと釣り方解説〜

 

 

 

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皆さんどうもこんにちは。

 

 

 

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前回、前々回と小樽でチカのウキ釣りをした記事を書いたのですが、

思っていたより皆さん興味があるようで。

 

仕掛けについて知りたいというお声を頂いたので、

これを機に私の知る限りではありますが、

ご紹介しようと思います。

 

 

実際のところ、

この釣りは玄人向き……

 

というより物好き向きとは思うんですけどね。笑

 

 

 

先に言っておきますが、

かなりの長文ですのでお時間ある時にでも。

 

 

前半はタックルと仕掛けについて、

後半は釣り方についてまとめています。

 

適宜読み飛ばしてくださいね。

 

 

 

まず、ざっくりとタックルを図解すると……

 

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ほんとざっくりですけどこんな感じ。

 

 

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現地に持って行く小物類はこんな感じです。

 

ちょっと細々してるので、

いくつかのセクションに分けて解説していきますね。

 

 

 

〜ロッド〜

 

まずロッドですが、

3.6〜4.5mくらいの延べ竿を使います。

 

ホーマックとかでグラス製の竿が2000円くらいで買えますが、

正直言ってそちらはあまりお勧めしません。

 

重たくて太いのが多いので、

感度、操作性が結構悪くなります。

 

 

対して安物であってもカーボン製なら、

仕掛けの操作、特にアワセが決まりやすくなるのでオススメ。

 

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私が現に使っているこのロッドも、

馴染みの釣具屋で3000円少しで買えました。

 

一流メーカーの物でも、

入門モデルなら5000円くらいで買えたりするので、

物を選べばそれ程高い買い物ではないかと。

 

 

〜道糸〜

 

続いてはメインライン。

リリアンと道糸の接続は出来るという前提でお願いします。

 

 

私の場合だと前回は、

2号のナイロンラインを使いました。

 

1号位でも十分使えると思いますが、

寒い時期だと扱いやすいよう少し太めが良いかも?

 

かと言って3号とかは太すぎですけど。

 

 

長さはロッドより10センチ位短めにすると、

取り込みなんかがしやすいと思います。

 

そしてそこにウキ止めゴムを通し、

先端にハリス留めを結んでいきます。

 

 

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ウキのセット方法はこんな感じ。

 

ブランコ式ならこのように爪楊枝みたいなのがついてるので、

 

それをウキ止めゴムの穴に道糸と共に通すことで、

道糸にウキを固定します。

 

 

そしてウキの浮力に応じて、

ハリス留めの上にガン玉を打つ事でウキを立たせましょう。

 

 

 

〜ウキ〜

 

ウキについては、

小物釣りに使うような棒ウキやヘラウキが最適でしょう。

 

浮力が強すぎず、

違和感を与えないと共に小さなアタリも良く出ますからね。

 

 

さらに言えば、

先端のマーカーが入っている部分を「トップ」と呼ぶのですが、

 

トップにも2種類あって、

中空のパイプトップとソリッドなムクトップとがあります。

 

パイプトップの方が太いので見えやすくはあるのですが、

やや浮力が大きく小さなアタリが出難いのが難点。

 

ムクトップは細く見えづらい場面もありますが、

浮力が無いので小さな変化も高い精度で可視化できます。

 

 

私の視力は良い方なので、

アタリ感度の高いムクトップばかり使ってます。

 

 

 

〜ハリス、ハリ〜

 

質問があったのはこの辺りでもあったので、

ちょっと丁寧に説明します。

 

 

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道糸にハリス留めを結んで、

その先にはハリス付きのハリをセットします。

 

ハリスの長さは15センチ〜20センチというところでしょうか。

 

意外にもここが肝だったりします。

 

 

 

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海中でのイメージを示すとこんな感じ。

 

ウキが20センチくらいとすれば、

ウキ止めは水面下に10センチ程沈みます。

 

そこからハリス留めまでは、

オモリの張力で真っ直ぐになりますが……

 

 

ハリスは上からゆっくりと落ちてきて、

エサも潮に乗りながら漂う間が生まれます。

 

この瞬間に食って来ると、

魚はラインテンションからの違和感を感じ難いですよね。

 

 

しかし問題があって、

これではウキにアタリが出ないんですよ。

 

 

ここで重要なのはハリスの長さ。

長すぎても短すぎても、勝手が悪いというわけです。

 

拘るならその日に魚の反応で変えるべきですが、

はじめは15センチ程が無難かな〜……

 

 

これをあまりに食い込みが悪い日は20センチに……

とかいう感じで調節します。

 

 

 

 

続いてはハリの号数。

これも釣果に直結する部分です。

 

まず基本なことですが、

 

「ハリは小さい程食いが良いが扱い難い」

 

という二律背反が存在すること。

 

 

小樽港の場合チカは撒き餌を見慣れています。

そのためハリはできるだけ小さいほど食いは良いんですよ。

 

しかしその結果エサ付けやハリ外しに手間取れば、

手返しが落ちて釣果に出ます。

 

 

以前1号の袖バリを使いましたが、

入れたらすぐ食うけど、飲み込まれるし餌つけられない……

 

なんて事にもなりました。

 

 

4号ではエサ付けが楽だけど、

チカのアタリの頻度が極端に落ちました。

 

 

そんな経験をもとに言えば、

3号で餌をつけられるようになるのが先決という事。

 

私でも何年もやっていると2号位なら扱えますから、

要領の良い器用な方はチャレンジしてみては?

 

 

 

 

 

〜釣り方について〜

 

 

 

お次は「実際の釣り方どんなやねん」てこと。

 

 

重要な点と言えば、

①エサ付け

②コマセワーク

③アワセ

④手返し

 

の四つ辺りですかね。

 

 

①のエサ付けについてですが、

基本はチョン掛けです。

 

右手でハリのギリギリの糸を持ち、

左手の人差し指に乗せたアミエビに引っ掛けるようにしてます。

 

ただし前回の開始当初のように、

魚がハリを見て食い渋る時があったりします。

 

そんな時は尻尾側から通し刺しにすると、

食いが多少良くなるのですが、

 

これは自分も未だに失敗するくらい難しいです。笑

 

なんせハリもエサも極小サイズなので……

 

 

 

②コマセワークについて。

 

これは文字で伝えられる自信ない!笑

 

チヌやグレよりも圧倒的に考えることは少ないですが、

それでも日により時によりほんと難しい……

 

私は解凍したアミエビを、

付け餌にも撒き餌使っています。

 

 

今回は小樽で1番見やすい、

「そこそこ活性はいいけど表層で小型や外道の餌取りに遭う」

という条件を想定してみようかと思います。

 

 

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あ〜〜〜…………

 

 

 

伝われ。笑

 

 

 

 

大体この時期の小樽でコマセを打つと、

水面下30センチほどに10センチ前後のチカが集まります。

 

 

コイツらは口が小さいので、

ハリが棚に落ちる前にエサがしゃぶられることがあるんですよね。

 

そうすると気がつかないうちにエサが……

 

 

コマセは潮下に向かい散りながら沈みます。

 

そこに同調させすぎると、

そんな悲劇が起きやすいんですよね。

 

 

そこでコマセと付け餌を時間的、

もしくは空間的に少しずらすのがコツ!

 

 

打ち込んだ直後のコマセには、

小型も外道(子ニシンその他)も良型チカも寄ってきます。

 

しかしそれらが散った先には、

比較的良型のまとまる棚ができるんですよね。

 

 

少量づつ切れ目無くコマセを打つのは基本として、

そこに目掛けて仕掛けを流すと効率よく釣れるかと。

 

 

 

 

③アワセについて。

 

これもまぁ、

繰り返しやって身につける感じでしょうか。

 

私でも半分くらいは空振りですし、

多分それが普通ではないかなと思います。

 

魚が餌を咥えたアタリが取れれば最高ですが、

それはあまり多くありません。

 

大体はウキのトップが僅かに沈みつつ、

水平方向に移動することが多いですね。

 

餌を咥えたチカが、

反転したり泳ぎ出したりしたアタリです。

 

 

合わせのタイミングも、

毎回まちまちなので適当に決め撃ちします。笑

 

 

食い棚が浅ければ魚がエサを食う瞬間も見えるので、

そんな時はウキをエサを固定する物とみなして、

サイトフィッシングをするのが早いですね。

 

 

 

 

④手返しについて

 

これは数釣りをする際に重要ですね。

 

 

魚を抜き揚げて左手でハリスを掴む。

      ↓

左手をそのままハリのチモト付近までスライド。

      ↓

しっかりと掴んだら手首を返す。

      ↓

魚が外れたらハリを右手に持ち替えてエサ付け。

 

っていう感じですかね。

 

 

 

これも道具を使えば速くなるかもしれないですし、

今の自分にも改善点ばかりです。

 

 

 

 

 

 

 

以上、

ビックリするくらいの駄文でお届けしました。

 

 

今編集画面に3300文字と書いてあって、

驚いています。笑

 

でも、

伝えたいことが多すぎて……

 

 

 

物好きの極地な釣りではありますが、

タナゴやワカサギが好きな方は感覚が近いかも。

 

冬場は天気の良い日でないと、

餌付けすらできない釣りです。

 

やってみたいという方がいたら、

参考にしていただけたらと思います。

 

 

 

 

 

それでは!