アナゴさんとご対面!
みなさんこんにちは、コノシロです。
前回はアナゴを狙うべく仕掛けを作る記事を書きましたが、
昨夜はいい凪になりそうだったので、
さっそくですが実釣編です!
向かったのはサバ狙いのアングラーで賑わう、
大人気スポットの一角。
投げ竿はプライムサーフ1本しか持ってきていなかったので、
ラテオ100mhと合わせて狙います。
餌には半生状態の塩イソメと、
味の素と砂糖で締めたサバの切り身を仕込んできました。
仕掛けは勿論自作のI字天秤誘導2本バリ仕掛け。
上バリにはイソメを房掛けし、
下張りには短冊にしたサバを縫い刺しに。
上バリの方が絡みやすい仕掛けなので、
より大型が狙えるであろう身エサは下バリにしました。
仕掛けを投じいよいよ暗くなると、
時折小さく短いアタリが出始めました。
ハリ掛りする様子はないそんなアタリの中、
早速ラテオの竿尻を跳ね上げる大きなアタリ!
三脚から引きずり落ちそうな竿に飛びつき、
アワセを入れるととんでもない重量感!
グンッ! グンッ!!
グググゥ〜〜………
終始バット部からロッドを絞り込み、
その上時折mhでも気が引けるほどの重い抵抗を見せます。
大型のカレイの引きから鋭さを引いて、
それ以上に重量感や水圧を足した様な感じ。
ほとんど浮かず、
あと少しで足元の海面まで来るかと言うところで……
ズルッ……
という感触と共に無念のフックアウト……
「あぁ〜〜……!」
溜まらず小さく声が出てしまうも、
開始早々やる気の出る反応にテンションが上がります。笑
餌取りとは思いますが、
竿先も騒がしい時間だったので、
3本目にラテオ93mlをセットし、
I字天秤でフリリグを組み探り釣りもしてみることに。
イソメを房掛けして50mほどキャストすると、
投げ竿のエサつけ中にアタリ!
小さな前アタリと小気味いい引きの正体は、
生まれて間もない様なホシザメのベビーでした。笑
確か卵胎生で20センチ位で産まれて来るので、
30あるなしのこの子たちはまさに幼稚園児。笑
竿を引き込んでも掛からないアタリは、
恐らくこの子たちが犯人なんでしょう……
イソメは短く齧られ、
サバは皮を残ししゃぶられる事が多いのも、
小さな口でじゃれているからかもしれません。
こんな小さな反応が断続的に続く時と、
少し間が空く時がありますがヒットはサメばかり……
途中から入ってきた根魚狙いの方と談笑していると、
今度は100mほど投げた投げ竿にアタリ!
竿尻が浮きかかったまま、
激しく竿先が上下するところにアワセを入れ、
巻き上げを開始するとそこそこの重量感!
開始すぐのものほどでは無いですが、
サメのベビーとは全く違う引き。
ケミホタルが海面に光り、
足元まできたところで抜き上げ!
やった〜〜!
初戦で本命のマアナゴをキャッチ!
サイズは50センチ少しという所で、
やや小型も食べ頃サイズ!
上バリにヒットし、
仕掛けはぐちゃぐちゃですが……
下バリの天秤を持ってゆすると、
スルスルと解けてくれました。
ハリス交換も楽なので、
設計自体はそれ程的外れでもなかった様です。
こうしてじっくり観察したことはなかったので、
仕掛けを打ち直しした後はバケツでしばらく観察。笑
やや勘違いしていたことなのですが、
アナゴが仕掛けを絡ませるのって、
てっきりデスロール的な動きかと思っていたんですよね。
しかしそれだけでなく、
自身を八の字結びの様にくねらせて動くことで、
ハリを外そうとするんですね〜。
それで幹糸も巻き込んで絡めていたみたいです。
加えて、
それと知ってはいたものの、
予想よりも歯が鋭い!
大型なら重量も相まって、
細めのハリスくらい簡単に切ってしまいそうです。
今後もハリスにはパイプを通すことは必須ですね。
その後は小さなアタリばかりで、
ホシザメベビーは計9匹釣れました。
しかしアナゴは追加ならず、
今回は一本だけとなりました。
バケツに活かしていたアナゴの血抜きをし、
1時を回るタイミングで納竿としました。
足の速い魚なので帰宅後はすぐに処理。
酢水でヌメリ取りを行うと、
ボロボロととれて気持ちがいいです。笑
絵面が汚いのでまぁ、
写真は割愛しますね。笑
きっちり研ぎ直して置いたペティで、
見慣れた背開きに。
ヌメリが取れて締まっていれば、
目打ちって不要なんですね。
案外サッと捌けてしまいました。
ただ腹骨の角度を見誤って、
少し身が抉れてしまっれますけど。笑
次は手頃な大きさに切り分けて、
まな板の上に並べて湯霜にします。
すると、
表面の黒い膜と一緒に残ったヌメリなどが浮くので、
これを冷水で優しく落とせば、
下処理の完了ですね。
ここから醤油、酒、味醂で炊いていけば、
今回は味醂の分量を増やして、
少し煮汁をツメるようにして15分。
火を止めて煮汁を吸わせて完成!
そうすると照りが出て、
おつまみにうってつけの一品となります。笑
晩酌に供するつもりでしたが、
早速少し味見をすると……
これがまぁ旨い。笑
ホロっとした身に甘辛いタレと、
アナゴの香りが絶妙な塩梅で大成功でした。
自分で処理してもここまで美味しく出来るなら、
もっとしっかり狙う価値がありますね!
アナゴって悪食だし、
色々餌を試すのもアリかもしれませんし。笑
それにしても、
最初の大きなアタリは一体何者だったのか……
サメもアナゴ初めてなので、
引きだけでは確信が持てません。
抵抗の仕方はサメより、
アナゴにイメージに近いですが、
大型のサメで掛かり所が変だったとかはあるかも。笑
以上、
無事にアナゴさんにお会いできました。
という話でした。
それでは!