konosirusの日記

小樽近郊でいろんな釣りを楽しんでます!

函館港沖堤の海底地形と一考察。

 

 

 

 

 

こんにちは、

 

テストが近づくと部屋を片付けたり、

今しなくて良いことをしたりするタイプの人間、

 

 

それがわたくし、コノシロです。

 

 

 

 

 

 

レポートにサークルの活動に、

テスト期間も間近なのにも関わらず、

 

「この間の島堤の海底地形が気になる!」

とネットを開き、

 

面白いものを見つけてしまいました。

 

 

それがこちらの函館開発建設部の資料。

 

https://thesis.ceri.go.jp/db/files/GR0002300265.pdf

 

 

 

 

 

どうやら昔の島堤は平成16年に、

大型の台風により崩壊していたらしく……

 

その後復旧したのが今の状態だそうで、

その計画時の資料のようです。

 

 

 

 

 

 

 

先日乗った際には海底地形の把握に努め、

ざっと把握できていたことは、

 

・かなり水深があり足元も垂直で深い

・10mぐらいに駆け上がりがあるも、捨て石ではない

・捨て石ではないが割と穴が多い

・起伏の少ない斜面で階段状の構造物は感じない

 

という辺り。

 

 

「消波ブロックが平らな斜面状に積まれている」

 

といった話を釣行後にお聞きし、

「そんな感じもするかも!」

 

なんて納得していたものですが、

実際に設計図を見てみると……

 

 

引用: 平成 16 年台風 18 号による函館港島防波堤の災害復旧工事について


ん、ブロック無いんじゃない?笑

 

 

赤で囲われたところが旧来のデザインで、

 

幅を広く改良したことや、

沖側(左側)の根固めブロックが2列とかは分かりますが……

 

 

どうやら斜面に感じていた部分は、

テトラではなく被覆石で覆われていたようですね。

 

 

 

構造としては「混成堤」と呼ばれるもので、

 

捨て石で作った基礎の上に、

垂直にケーソンを置いて作るタイプ。

 

 

水深もあって規模も大きいものなので、

かなり大きめな被覆石を捨て石の上に組んでいるみたい。

 

そのため極端な起伏はないが、

所々に穴ができた斜面という地形ができていたようです。

 

 

 

アブラコやマゾイがヒットしたのは、

距離やラインの角度からしてこの斜面の下部から中腹辺り。

 

 

そして浮いたクロソイが付くという、

「もう一段下のブレイク」というのが恐らく、

 

4メートルほどフラットになった後の1.5mの段差。

 

 

 

足元からの距離はおよそ20mなので、

ちょっと近い気もしますがこの辺りのことなんでしょう。

 

 

 

引用: 平成 16 年台風 18 号による函館港島防波堤の災害復旧工事について

 

こちらは俯瞰、縦断面それぞれの図になりますが、

個人的に思う見るべき点が二つほど……

 

 

資料を読んでいくと分かるのですが、

 

崩壊したケーソンのうち2つは、

幅合わせの為に向きを変えるなどして再利用され、

 

左側にある「拡幅部」と、

「L・B反転部」に用いられていること。

 

 

この辺りの海底の様子や岩壁の質が、

他の部分とは異なる可能性があるのでは?

 

と思っています。

 

 

 

それともう一つ、

基礎部の1番外側のブロックの種類が、

 

上のイラストを見る限り4種類あるようなんです。

 

 

 

海底の変化でよく意識される「起伏」も勿論ですが、

こうした「底質の変化」も同様に重要です。

 

 

先日はあまり大きくは移動せずに、

右上にある灯台から外海を狙うことが多かったので、

 

これをもとに狙い目を絞っていくのも楽しそうです。

 

 

居着きとはいえクロソイを上げていた方は、

画像にある調整函の左にいることが多かったのですが、

 

丁度その沖のブレイクでは、

左右でブロックの種類が変わっているようなんですよね。

 

 

 

 

リグを通すだけでこの変化を察知するのは至難ですが、

もしこのラインに魚が付いていたらと思うと……

 

中々にそそられます。笑

 

 

 

 

 

以上有る事無い事、

想像と妄想の並立したことを色々言いましたが、

 

もう一度渡った時は、

ケーソンの違いや海底の傾斜など意識してみようと思います。

 

 

 

 

それでは!