2023サクラ戦、6度目は無事開花!
さぁ、5連敗のところ迎えたこの戦い……
サクラマス奮闘記2023年第6戦です。
傷心と小心の故にやや寄り道はありましたが、
カレイの新魚種も獲れたので、
ここで再度戦いの場に赴こうと思います。
いつものポイントへと、
夜中から足を運びました。
最近はこのポイントが本格化したと話題になり、
前日から大きなうねりが入って、
足場が限られるとの予想もありました。
人出は増えて釣り場は減るとなれば、
真っ先に入らないといけませんからね。
まだ暗いうちに到着すると、
丁度同じタイミングで降りる方としばし立ち話。
予想通り沖からは時折、
結構なうねりが入ってきてました。
この場所は太平洋沖からのうねりが残りやすく、
地形の特徴もあり波が這い上がりやすいんですよ。
以前来た時の写真ですが、
結構上の方までカメノテやムラサキガイ系が着き、
波がここまで来るとわかります。
しかもこの日は3時ごろに満潮、
朝マズメはまだ高い潮位の為より危険です。
好きなのは先端部ですが、
とても入れないため潮の効く基部の別場所へ。
そのあとは続々と人が入り、
夜明けの2時間ほど前には良い場所は埋まりました。
そこからでも数人増えたので、
かなりギチギチな状態でしたね。笑
4人ほどは私が断念した、
波が足元をさらう沖よりの場所に入ってました。
(いやほんとに気をつけてよ……?)
夜明けが近づき空が明るみ始め、
海面も明るくなってきた5時少し前……
最初にお会いした方と私は竿を横に、
海を眺めつつ話していました。
そして2人同時に「お……!」と声が出ます。
足元のサラシが沖に伸び、
左からの潮とぶつかった先で跳ねを発見!
朝イチはミノーで釣りたかった私は、
既に結んでいたタイドミノーランス140sをキャスト。
1投目に思いのほか水が動いていて、
うねりでルアーが左右に揺られることに気づき、
2投目はアクションを少し変更。
手前に水が動く時はステイ、
引き波ではフラフラっと泳ぐ速度のリーリングに、
時折トゥイッチでミノーに横を向かせる、
そんな誘いで手前の白泡にさしかかった時……
コッッ……ドフッ……
ズンっ!!
「……よぉ……っしゃ!」
来た!
暗い時間で良く動く水の中に馴染んだミノーに、
重量感たっぷりのバイト!
咥え込んだ魚が反転したのが分かりました。
きっとサラシに餌を追い込んだと思ったのでしょう。
引き波に変わる瞬間でアワセが効きすぎないよう、
ロッドよりもリールで巻きアワセ。
そこからは猛然と走り出しました。
両隣とかなり近かったですが、
運良く2人ともこちらに絡むことはありませんでした。
昨年は40センチ台のサクラしか上げられませんでしたが、
それとは明らかに違う良い引きです。
とにかく慎重にテンションを保ち、
初物に心臓バクバクのままランディングへ。
2〜3度チャンスを伺い、
寄せ波で手前に頭を向けたところでネットイン!
ヨシ!
長かったけど無事開花だ!!
小さいサクラばっかで、
ジグでしか釣れなかった昨シーズン。
ミノーでしっかり食わせた、
なんとも気持ちのいい一本でした。
釣り場では実測55センチ。
良型サクラのファイトは懐かしく、
ほんとに釣れてよかったです。
そしてこれがまだ日の出前のこと。
わずか2投で仕留めてしまい、
既になんかちょっと満足です。笑
しかしここからが本番でした。
まず右隣の方が続け様にヒット。
ヒットパターンも全く同じで、
手前のサラシが伸びた先でのヒットだったそう。
私にも数回バイトがあるも、
少し弾かれている感じがしました。
そこでランス110sにサイズを下げ、
高速トゥイッチで数秒見せてから、
ステイやテロテロ巻きに切り替える誘いを試しました。
ルアーサイズが小さい分しっかり見せて、
その後サラシの中では喰わせの誘いに変えるイメージ……
チャッチャッチャ!
ステイ…… コンっ!
(あ、掛からんかった……!)
チャッチャッチャ……!
ゴッ! コンっ!!
(くっ!乗らん!)
チャッチャッ!
スイィ〜〜………… ドフッ……ゴンッ!!
ジィィィィイ!!
よしよし、掛けてやったぞ〜!
計4回ほどのバイトで中々乗りませんでしたが、
焦らしてからのただ巻きでガッツリ咥え込んだようです。
その後グリグリとのたうつ感触があり、
何度かダッシュするうちに引きが変化。
あ、これスレになったっぽいな……
なんとか手前まで寄ってきましたが、
縦横無尽に走り回り、跳ね回りで大騒ぎ!笑
背中にテールフックだけかかっているのが見え、
明らかにやばそうな雰囲気……
少しドラグを緩めたものの時既に遅く、
ジャンプ後の尾鰭一振り、
波紋と手応えの余韻を残してお別れに。
いや、惜しかったよ……!
サイズもまぁまぁ、
同じくらいありそうでしたし悔しい!
それから少しして再びヒットするも、
緩めていたドラグを締める手が滑り……
締めた後の手が、
ドラグノブが緩む方向に当たってしまいました。
ただでさえ緩かったテンションが、
このミスと寄せ波でゼロに近くなってしまい、
慌てて締めなおしたもののバラし!
いやはや、凡ミスが痛い!
ミスの後にもっと落ち着いて、
ハンドルを巻き続けた方が良かった……?
寄せ波が来ると意識していれば……?
そもそも投げる前に、
いつも通りドラグチェックをしていれば……?
度重なるチャンスをモノにできず、
色々と反省ですね〜。
朝は日の出の前後にかけて反応が良く、
見える範囲で6本ほど上がりました。
右隣の方はロクマル含め2本キャッチ!
全体で見ると、
私たち2人の立っていたサラシ付近が、
この日は1番好調だったと思います。
アタリやチェイスがないという方もいましたが、
ここの周りでは結構反応あり。
その後もタイドミノースプラットなどでも、
時折バイトはあるもののゲットはならず。
2時間ほど反応がない時間が過ぎた後、
9時ごろに再び魚の気配が。
朝マズメ組と入れ替わって入った方は2本キャッチ!
私にも3バイトあった上に、
極めつきは隣の人にチェイスしてきた個体達。
偏光グラス越しに海底が見えてましたが、
その時ここに3尾のサクラが見えてました。
その方が食わせきれず回収すると、
すぐ沖にあった私のミノーめがけて猛突進!
1尾が完全にスイッチオンで、
戯れるようにバイトして来るではないか!
見切られぬように短いダートで、
「喰え、喰え!」と念じてアクションさせると、
何度も口を開いてアタック!
ルアーに噛みついては来ますが、
足元すぎるが故にアワセが決まらない……!
実際より長く感じる痺れるやり取りも、
ルアーが足元の岩に当たったことで強制終了。
すぐに打ち直したものの、
既に泳ぎ去っていたかヒットさせきれずでした……
あ゛〜〜!
悔しい!!
最後ただ巻きかステイで、
食わせの間入れた方が良かったんかな〜。
でも止めて見切られるのも怖いですよね。笑
こんなにチャンスに恵まれることないのに、
上手くいかないのが楽しくももどかしい!
このままずっと続けたいくらいですが、
朝の一本の鮮度はどんどん下がるので、
2本目ゲットよりも1本目を優先し、
ここで納竿としました。
今回は偏光グラスが役立ちましたね。
裸眼では目の前の真ん中に、
岩があるなというのが見える程度ですが、
偏光グラスを通すとここまで見えますものね。
この中で見るサクラのチェイスは、
ヒットこそせずとも見応えありました。笑
無事に帰宅して、
狭い台所をフルに使って捌いていきます。
そこまで太い個体ではありませんでしたが、
流石に良型なので脂は十分!
ルイベ用に柵取りして冷凍もしましたが、
この日の夕食はもちろん……
フライパンでちゃんちゃん焼き風!
ちょっとキムチも合わせてみました。
アラは塩を振って少し置き、
湯霜で汚れを落としてから大根と一緒に炊いて、
サクラマスのアラの潮汁!
仕上げにネギを刻み酒を振って完成ですね。
カマも入れたおかげもあってか、
とんでもない量の脂が浮いてます。笑
もう少し追って料理もあるでしょうが、
今回は疲れていたので、
どちらも鍋突っ込んで待てば終わりの料理。笑
これで最高に美味いのがありがたいですね。
そんな感じでついに開花!
チャンスを物にできていれば、
あと2〜3本取れてたかも?
この日一緒に行った友人は、
後日良型含め2本キャッチ。
暫く低空飛行だったこの場所も、
ここ1週間ほどかなり良いですね。
もう少しこの調子を保ってくれていると、
サイズアップも狙えるでしょう。
まだシーズンは残っているので、
これからも狙いますよ〜。
それでは!