ホッケのショアジギはコレが面白い
ホッケは美味い。
この時期になると、
毎年のようにそう思ってしまうコノシロです。
例年はニシンの群来が起きる時期や
オキアミの接岸に合わせるようにして、
脂の乗ったホッケが岸寄りして来ることが多いように思います。
それが今年はいつもより早く、
小型で痩せ気味のホッケが大量に岸よりしています。
ホッケは大きければ大きいほど、
太ければ太いほど美味くなる魚。
しかしながら、
せっかく岸寄りして来てくれた群れを逃す手はありません。笑
いずれ肥えた奴らが来るであろうことは分かっているのですが、
練習相手になってもらう分には不足ないはず!
1人寂しく過ごすことが確定している2月14日のこと。
朝方に祝津へと出かけた方がホッケを爆釣したという話を聞き、
ジグ、ロックの練習相手になってもらうべく出陣しました。
前回の記事を投稿した後、
昼過ぎに到着すると先客が3組。
皆さんホッケ狙いのようですが、
群れが離れてから入釣したらしく苦戦している様子。
ちょい投げやジグサビキでは届かない場所なら、
まだ魚が残っているかと思い、
サムライジグスロー30gをセットしました。
フルキャストでボトム付近を探ること数投。
まずは一本!
中型サイズですが、
幸先の良い魚が釣れた!
と思ったのですが……
後がなかなか続きません。
ジグやアクションをローテーションして探ってみます。
オキアミが多い時のパターンは違うらしい…
単純なリフト&フォール ではうまくアタリが出ないなぁ…
いっその事強めにジグを飛ばしてみるか?
ある程度アピールしたら今度はスローな誘いに変えて……
ゴゴッゴンッ!
よし、流石にリリースサイズだけど反応出せた!
その後はこのパターンを続けて5本ほど追加!
しかし、
やはり群れは離れているようで、
ぱたっと止まります。
居残っているはぐれ組が派手なアクションに
飛びついてくれただけのようです。
防波堤内海側の漁港内や、
アオリイカがつくカケ上がりのあるシャローなど、
広く探るもチビばっかで数も出せず仕舞い。
日没までに10本ほど釣った中でも、
食べるところがありそうな6本だけ
キープさせてもらいました。笑
ホッケは入れ食いになってくれるのも楽しいけど、
この日の中盤の様に、
3キャスト1ヒットくらいで、
じっくりとあたりパターンを探すのが、
1番面白いかもですね!
結局誰からもチョコをもらえはしませんでしたが、
海だけは相手をしてくれ救われましたね。笑
そう言えば、この日に釣ったホッケの中に、
面白いものを吐き出した奴がいました。
出て来た瞬間に明らかに見慣れないシルエット。
体側にはハッカクの骨質版を小さくした様な
硬いものが列状に並び、
口はヤガラ類の様に受け口のストロー状。
サイズ感はサムライジグ30gと同じくらいの長さ。
個人的にはどことない既視感のある魚で、
ヤガラとシワイカナゴを足して2で割ったかの様な印象。
画像検索を駆使して調べてみると、
「クダヤガラ」
という魚の様です。
名前には「ヤガラ」とついていますが、
ヤガラ科のアカヤガラなどと違いクダヤガラ科の魚だそう。
ここまで調べて既視感の正体がわかりました。
私は以前トゲウオ科のトミヨという魚を
結構な間飼っていたことがありました。
しかもこのシワイカナゴという魚も、
ヤガラ科、トゲウオ科、クダヤガラ科と同じく
トゲウオ目の魚。
コレらの魚は科こそ違えど、
目レベルでは近い種だった様です。
あの既視感はここから来たんでしょうね。
例えていうならこう…
ハゼとマグロが似て見える
というのと同じ現象ですね!
(スズキ目)
え?
似てるわけないじゃんって?
そういう貴方も安心してください。
科ですらなく目レベルで似てると思えるのは、
相当な魚狂いくらいだと思うので。笑
私だってスズキ目ほど広い範囲では、
全く似てるなんて思えないですし。笑
というわけで、
突然のマイナーなお魚紹介コーナーでした。
ホッケは相変わらずのフライでいただきましたよ。
入れ食いで3桁釣れることは望まないので、
「パターンを探しつつコンスタントに釣れる」
という形で楽しみたいですね。
それでは!