konosirusの日記

小樽近郊でいろんな釣りを楽しんでます!

シャコ釣り自作仕掛けの作り方

 

 

 

皆さんこんにちは

 

 

 

暑い暑いと言っていたら、

雨続きに極端な気温低下まで。

 

 

これで川や海の中で何が起きるのか、

気になる今日この頃……

 

 

 

 

この間釣ってきたシャコがとても美味かったので、

今回はその仕掛けを自作しようと思います!

 

 

かなり長文になってますので、

適宜読み飛ばすなどして下さい。笑

 

 

 

 

 

 

 

これまでにも市販品や試作段階のものなど、

色々と使ってみた経験も少し入っています。

 

それほどシャコ経験は長くないですけどね。笑

 

 

 

 

まずは用意するものをざっと。

 

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左半分が主に幹糸部分で、

右半分がハリス部分で使うものになります。

 

 

幹糸はカレイ釣りで使うものを流用し、

ナイロンの14号を使っていますが、

10号もあれば大丈夫だと思います。

 

太いほど結ぶ時の力も必要ですし。笑

 

 

他にはスイベルとスナップの他に、

後々重要になる5号ほどのナイロンラインも……

 

 

 

ハリはヤマメバリの7号メインですが、

ハゼバリの方が餌取りに、

特にフグには切られにくいのでオススメ!

 

掛かりはヤマメバリの方ですが、

状況に応じて使い分けます。

 

 

ハリスは3号ほどがヨレづらく使いやすいですが、

使うハリが細軸なのがネックですね。

 

細軸の針に太いハリスはとても結びにくいです。

 

 

細いとすぐに傷んでしまいますが、

結ぶのは私の場合は3号が限界でした。

 

 

適宜夜光パイプやビーズ類も用意し、

 

 

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完成形はこの様になります。

 

基本的な幹糸部分の構成はカレイ仕掛けと似ていますが、

今回は二つほど変更を加えています。

 

 

 

一つはシャコを釣る上で欠かせない、

「段差バリ」のセット方法。

 

もう一つは、

ハリスを出すスイベルの固定方法。

 

 

 

 

今回はこの二箇所を主に取り上げようかと思います。

 

 

〜幹糸部分 〜

 

まずは幹糸の組み立てから……

 

 

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70センチほど切り出したラインの一方に、

ロッド側となるスイベルを結んだ後ですね。

 

写真のように、

ビーズ、スイベル、ビーズの順に通していきます。

 

 

以前紹介したカレイ仕掛けの時は、

エイトノットで結びコブを作り固定しましたが、

 

今回はまた別の方法を紹介します。

 

 

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このように別のラインで固定してしまうのです!

 

見ての通りメインのラインには

一つとして結び目はなく、

 

巻きつけたラインの摩擦のみで固定されている状態。

 

 

「それだけでズレたりしないの?」

 

と思うかもしれませんが、

そのカラクリは作り方と共に説明しますね。

 

 

 

 

まずはハリスを固定したい場所を決めます。

 

 

そうしたらそこに、

20〜30センチほどのナイロンラインを結びます。

 

 

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この時ビーズやスイベルは、

最初に結んだスイベルの方に避けておきましょうね。

 

 

スタートはこれをしっかりと締め込むだけ!

 

本番はここからです。

 

 

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右に伸びているメインのラインが

ビーズやスイベルのあるサオ側ですね。

 

 

ちょっと見え難いですが、

ラインを上から巻き込んでハーフヒッチします。

 

手前から奥にまわしてできた輪っかに、

ラインを通すだけですね。

 

 

これをしっかりと締め込んだら次は……

 

 

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今度は逆回りで下から回してハーフヒッチ。

わかりにくいですけど、まぁ良いでしょう。笑

 

そうしたらこの2つを1セットとして、

10回ほど繰り返していくと……

 

 

と言う寸法なわけですが、

 

ここらで「前にも見たぞ」と言う方は、

私のブログをずいぶんと長く、

見ていただいているのではないかと。笑

 

 

 

 

konosirus.hatenablog.com

 

そう!

 

実はこの結び方と言うのが、

 

以前(と言いつつだいぶ前)にチラッと紹介した、

「イモムシノット」とほとんど同じなんです!

 

このイモムシノット、

個人的には最強のノットだと思っています。

 

 

この最強ノットと同じく、

ライン同士の強烈な摩擦により固定する、

 

という訳なんですね!

 

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根気よくハーフヒッチを進めていくと

こんな感じになります!

 

最後は写真のように、

2回通して結び目をしっかりと固定します。

 

 

余分な端糸を整えれば、

下半分の完成!

 

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右側からスイベル達を持ってきたら、

上側も同様に結びます。

 

最初の結び目はしっかりとビーズに密着させましょう。

 

 

 

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これで完成ですね。

 

 

 

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下鈎も同じ要領で固定して幹糸部分が完成!

 

 

 

 

 

この固定方法の利点は、

 

・固定位置を決めやすい

・ビーズの密着度が高くラインが痛まない

・張りが出て絡みにくい

・結び目を作ることによる強度低下がない

 

 

と言う所でしょうか?

 

あと見た目もカッコいいし。(ココ大事!笑)

 

 

エイトノットでビタっと固定するのは、

結構コツがいるし失敗しないとも限らないんですよね。

 

 

加えて言えば、

カレイ釣りでも年に一回ほどあるのですが、

 

度重なるキャストとファイトで、

エイトノットの部分から切れることがあるんです。

 

瞬間的にも連続的にも相当な力が掛かるので、

結び目が締まりすぎて切れてしまうのではないかと。

 

 

シャコ釣りでは30号のオモリをフルキャストする…

なんて事はありませんから、

 

今回は必要ないと言えばないです。笑

 

 

時間はかかりますが、

 

見た目のかっこよさと言う、

自己満足で作ってみるのも一興かと。笑

 

(絡みにくいとか利点もちゃんとあります。笑)

 

 

 

 

〜ハリス部分〜

 

 

シャコ釣りでは段差バリの仕掛けを使います。

 

このハリに小さく切ったエサをつけ、

食べにきたシャコの口や足に掛けるわけです。

 

 

普段私は外掛け結びで結んでますが、

この段差バリを作る時は内掛け結びにします。

 

理由はまた後ほど。

 

 

 

 

 

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25センチから30センチ程ですかね。

 

ハリスの3号ナイロンを切り出したら、

写真のようにハリとハリスを持ちます。

 

 

左手の中に残りのハリスがある状態ですね。

 

 

 

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 次はそのラインをぐるっと持ってきて、

輪を作るように左手で持ちます。

 

そして、

この持ってきた部分を左手で持ちつつ、

右手側の輪になった部分をハリの軸に巻いていくと、

 

 

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こんな感じですね。

 

そうしたら、

この結び目を左手の人差し指と親指でしっかり持ち、

 

右に飛び出している端糸をゆっくりと引っ張ります。

 

 

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結び目を締め込めばこのようになるかと思います。

 

形を整えれば、

内掛結びの完成となります。

 

 

 

これと同じことをもう一度。

 

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ビーズ等ハリ2つ分の逆算をして通したあと、

このように持って同様に結べば、

 

一本のハリスの両端にハリがついた状態になります。

 

 

 

 

 

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こうしてできたものを、

チチワ結びで幹糸に接続!

 

 

 

 

こうしてシャコ仕掛けが完成となります。

 

 

 

 

今回使った内掛け結びですが、

タイラバのフックなどを結ぶ際にも使われるもの。

 

ハリの軸に対してラインが太めな時でも、

比較的すっぽ抜けが起きにくく、

 

二つのハリの間の長さを捉えやすいと言う利点もあります。

 

 

これを外掛け結びでやるとなると、

実はちょっと難しかったりもします。

 

 

好みにもよるかとは思いますが、

10センチほどのハリスになる場合は、

 

10×2+α=30センチ弱 

 

と言うようになりますね。

 

シャコ釣りはハリの刺さり、

ハリスの状態で釣果にも差が出ます。

 

こうした予備ハリスを用意していけば、

対応もしやすいですよ!

 

 

 

と言うことで、

仕掛け作りは以上なのですが……

 

 

作るのはあっという間でも、

説明すると思ったより長いですね。笑

 

ここまで読み切った方は

きっと読み疲れたことでしょう。 

 

 

後で読み返した自分でもきっと

「無駄になげぇ文書くなよ!」

 

と言うのだと思います。笑

 

 

 

今年はシャコの調子が良さそうなので、

 

この仕掛けを使って、

ちょいちょい行こうかな!

 

 

 

 

 それでは!